内部から見た塾長

清原憲治先生による塩田先生のご紹介
土屋公義先生による塩田先生のご紹介
臨床の奥義を平明に伝える達人/松下 寛(東京都開業 歯学博士)


  清原憲治先生による塩田先生のご紹介

塩田博文先生は、
昭和28年福島県棚倉町に出生され神奈川歯科大学卒業後、 郷里にて開業されています。
ご本人いわく日本一早い開業で、卒後4ヶ月の驚くべきスピードです。
塩田先生を一言で表すとすれば「マルチ人間」といったところでしょうか。

料理が上手で小説やエッセイを書き、歯科用具の発明もたくさんされています。
また未来の政治家で行政書士でもあります。車もお酒も女性も大好き(良い意味でですよ)
単なる歯科医師ではありません。
それから、異業種からも経営の講師の依頼があったりと大忙しの毎日です。

また別の一言で表せば「オリジナル」である。
アーティストがそうであるように、その表現、文章、話し方、そして立ち姿(シルエット)等、
歯科界において唯一無二の存在で、
何か宗教家にも似たカリスマ性をみなさんも感じておられるのではないでしょうか。

塩田義塾に入会されている先生方は、
単に「軟パラ」だけでなく先生のお人柄や発想の面白さ、
そして自分の臨床家としての方向性に何かエッセンスを与えてくれるような魅力に賛同された方々ではないかと思っています。

余談ですが、塩田先生は人に何かを与えるのが大好きです。
旅に出たときなどは必ず従業員におみやげを買ってくるし、
食事もよく連れて行ってもらえます(私もお給料をたくさん頂いていました。)
おそらく女性にプレゼントを贈るのも大好きだと思います。
「軟パラ」しかり、様々な臨床テクニックを惜しげもなく我々に披露し与えて下さいます。
会員の先生方の喜ぶ顔、そして会員が楽しい臨床生活をおくれるよう、先生は心から願っているに違いありません。
 
「バランス」というキーワードが塩田先生の講演の中によく出てきます。
咬合採得時の3次元的なバランスが大切という話ですが、実は先生の生き方(人生観)に一貫している感覚なのだと思います。
その状況で何が最も大切か、優先順位は・・私、個人的には世の中の荒波に耐えられるよう、
是非このバランス感覚を磨いていきたいと思っています。

私が弟子として入門した10年前、
塩田先生はすでに著書を何冊も出版され全国各地を講演に旅する人気講師でした。
かけだしの頃、先生が私に言った
「自分の実力以上の仕事をする必要はない、ただ実力以下の仕事は絶対にしてはいけない」
という言葉は、忘れられない一言です。
塩田義塾の会員が臨床のストレスを少しでも減らし楽しく診療ができるよう情報を」与えて下さる事を期待し、塩田先生中心に輪が広がるよう願っております。
また、ハードスケジュールにつき、お体ご自愛下さいますようお願いいたします。
 


  土屋公義先生による塩田先生のご紹介

塩田博文先生は1953年4月福島県棚倉町生まれ1980年名門?神奈川歯科大学を卒業され
そのまま全く勤務経験もなく歯を抜いたこともなく?塩田博文歯科を開院されたということは
皆さんご存知のように良い意味での諸事情あったらしいのですが即、開業というあまりにも無謀とも思えることをいつもの笑顔で平然とやってのける普通の人と違う感性(パワー)をもった先生です。

さて、ここからは裏塩田情報ですが長崎に行った時のことです。
突然の集中豪雨にみまわれ我々の乗った飛行機に広島上空で直接落雷し、
電灯は一瞬消え片方のエンジンが止まり、
長崎までの40分スペースマウンテン状態で乗客はパニック、悲鳴と鳴き声が飛び交う中、
流石塾長新聞を読みながら平然とした顔で
「少し揺れてますか?今までで一番揺れているかな?」と 言っていました。
そして長崎に着くと青い顔のCAも立ち上がれない程、乗客はそれ以上の中「今日は降りるのに空いていますね」と一言。
後日談で本当は福岡に緊急着陸をしようとしていたらしいのですが
福岡自体地下街冠水で空港閉鎖のため、他の空港も開いていないので無理してでも長崎に降りなければならなかったそうです。(空港関係者談)

それでも動じない塩田先生は並みの神経ではない先生であり、
だから何処の実習会に行ってもブツケ本番打ち合わせ無しでできるのかと思います。
今後も裏塩田情報を発信してまいります。 情報お持ちの方もご連絡ください。
 


  臨床の奥義を平明に伝える達人/松下 寛(東京都開業 歯学博士)

大学教育で総義歯を学んでみると、それは一つの呪縛のような印象を受けるものです。
曰く「印象は機能印象で厳密に」。
曰く「咬合採得はゴシックアーチまでやって中心位を決定せよ」。
曰く「咬合の付与はフルバランスで行なえ」。
それらの厳密な工程の積み重ねで初めて機能する総義歯が出来上がるのだ、
と考えていた時期が私にもありました。

ところが塩田先生は、豊富な臨床経験から、総義歯の作製工程の中で、そこそこでもいい部分、
逆に絶対に手を抜いてはいけない部分があることを明示してくださいました。

特別複雑な器材も技法も採用しない、でも塩田先生のやり方で作製した義歯は使える。
大学方式で作製した総義歯がかえって患者の反発を食らって受容されないことを次第に気がついた私にはこれこそが本物だ、と気がつくにはそう時間はかかりませんでした。

勘所を押さえることで、患者さんに受容できる総義歯作製を実践で示した塩田総義歯、
それは緩急取り混ぜた投球を行なう野球のベテランピッチャーにも似た味わいなのかもしれません。
水平的顎位、軟パラ、大きめの印象からの引き算、等々
塩田先生の総義歯臨床のキーワードは色々とあります。
どれも分かりやすく、そして実践するとすぐにその意義が理解できるものばかりです。

本当に大事なことを抽象的な表現や難解な論理でなく、平明に伝えることこそが真に奥義をしるものの資質と考えますが、これができる数少ない人物が塩田先生では無いでしょうか。

この10数年、私は塩田先生を師匠と仰ぎ、 師匠に負けないように
自分なりに研鑽を積んできた毎日です。でも、足元に及ぶにはまだかなりの時間がかかりそうです。
これからも先生の臨床と義塾の発展を祈念しています。